悪露とは、産後に起こる出血のことで、子宮内に残っている異物を体の外に排出したり、赤ちゃんを出産したときに付いた傷などが原因で起こります。悪露の出血は、産後の女性が誰でも経験することなので心配する必要はありません。産後およそ6~8週間で出血は止まり、1ヶ月検診で子宮の回復が順調だと診断されれば何も問題はありません。悪露の出血の場合、産後直後には赤い色の血液が排出されますが、少しずつ茶褐色に変化し、出血の量も減っていきます。しかし、女性の中にはいつまでも出血が続き症状が緩和されない人がいるようです。出血が止まらない原因の一つに、子宮の収縮が悪いことが考えられます。子宮の収縮が最も活発な時期は、産後2~3日だと言われており、1~2ヶ月もすれば妊娠前の状態に戻ります。このことから、出血が2ヶ月以上続く場合は、悪露以外の何らかの理由で出血を起こしていると考えられます。また、出血が続く原因として、子宮にまだ卵膜が残っている場合があります。胎盤の一部などが残っている場合も考えられますが、これはごく稀なケースであり、掻爬などの処置を施さなければいけません。長い期間大量の出血が見られたり、大きな血の塊...
花粉症が完治する薬は、未だ開発途中と言うところですが、患者数の増加と医学の進歩により、花粉症の症状を最小限に抑えることは可能になってきました。花粉症の治療法は、最近では、新しくDNAワクチン療法という方法が注目されています。DNAワクチン療法は、花粉のDNAを身体に注入して「アレルゲン」に対する抵抗力を上げるという方法です。「アレルゲン」は減感作療法でも用いられるものです。減感作療法では、これを長い時間をかけて注射していくことで、花粉症の改善を図ります。しかし、この方法では効果が安定せず人によって違いがあるため、より良い方法としてDNAワクチン療法が現われました。未だ臨床試験をしているところなので、現段階では確実性のある治療法とは言えませんが、将来的に楽しみな存在として注目を集めているのです。問題点としては、治療が可能な医療機関が少ないことや、すべての人がこの治療法を受けられるわけではないといった事情もあります。治療は人のよって合う、合わないがありますので、自分に合った方法はどれなのかを見極める必要があるでしょう。花粉症の改善には、本当に様々なアプローチの仕方があります。花粉症仲間も...
花粉症の主な症状は、やはり鼻水とくしゃみでしょう。花粉症で悩む人の中でも多くの人が鼻のトラブルに悩んでいるようです。花粉症治療にはいろいろありますが、鼻に関しては外科手術で解決することもできます。例えば、レーザー治療というものがあります。花粉が鼻の中に入ると、その刺激によって粘膜が腫れたり、硬くなったりといった現象が起こってしまうことがあり、その変質してしまった部分をレーザーで切り取るのが、レーザー治療です。これは痛みもあまり感じず、手術時間も比較的短いので身体への負担は軽く済むのが利点です。しかし、切り取った部分の粘膜は再生するため、定期的に手術を受けなければならないという欠点もあります。また、完璧に鼻のトラブルを失くしたいという人には、下甲介切除術がおすすめです。この手術では、患部をすべて取り除くため効果は高まります。しかし、それと引き換えに痛みや出血があり、1週間ほど入院をしなければなりません。本当にひどい鼻づまりでお困りだという方は考えてみてもいいのではないでしょうか。その他の花粉症治療には、高周波治療器を使った治療も行われています。ソムノプラスティという治療器を用いる方法で...
花粉症の症状は人それぞれで、軽い人から重い人まで様々です。症状の重い人の中には本気で治療たいという人もいるでしょう。その場合、医療に頼るという方法もあります。一番ポピュラーな治療方法は、薬治療です。この方法では完璧に治すことはできませんが、坑アレルギー薬・坑ヒスタミン薬・ステロイド(副腎皮質ホルモン薬)などを使って症状を抑えることができます。このような薬物療法は、すでに花粉症が発症してしまった人におすすめな方法です。 その他には、身体にメスを入れて症状を改善するという治療方法も存在します。例えば鼻の骨を削ったり、粘膜をレーザーで切ったりすることで鼻づまりを軽減させるなどの外科手術が行われます。手術時間や入院の有無は内容によって大きく変わり、1日で終わる人もいれば、何日か入院する人もいます。そして注意しなければならないのは、手術をしたことによって鼻の通りは良くなりますが、花粉症の発症している状態には変わりがないということです。そのため、手術と同時に体質を変えるための治療法を行うことで効果的に働きます。 また、減感治療という方法も最近注目されています。この方法は、「アレルゲン」を注射して...
花粉症は花粉が鼻や目の粘膜に付着し引き起こされる症状です。スギ、ヒノキは大体2~5月、イネ科は6~8月、ブタクサは8~10月といった具合ですから、最低でも数か月つきあわなければならずその間の治療費がかさみます。花粉症を医療機関で受診する場合、初診の場合まずアレルゲン検査を受けます。これはアレルギーを引き起こす元になるもの(抗原)を調べます。この検査にかかる費用は大体3,000円~7,000円位で、検査項目数で金額は違ってきます。その後は症状によって違いますがワンシーズンで2、3回の受診として10,000円位になります。次の年からは追加検査を行わなければもう少し抑えられます。保険のきかない治療をすれば高額になり100000円を超えることもあります。 花粉症の場合、治療代の他にもマスクなどの消耗品などにも出費がかさみ、いまや花粉症関連は一大マーケットですからいろいろ試している人も多くいます。例えば、ドライハーブは人気帯で3,000円/100g位ですが品質も価格も様々です。漢方薬を試している人もいます。こちらは保険が利く和漢診療科でしたら比較的費用を抑えられます。花粉症は治療費にしても消耗...
毎日のお手入れで、ワキガのにおいを抑えるようにしましょう。においをそのまま広げていても喜ぶ人はあまりいません。ワキガのにおいは独特になっています。普通の人よりも清潔にする頻度を高くしておかなくてはいけないのです。ワキがのにおいを抑えるためには脱毛がある程度の効果を発揮します。脱毛によってにおいが広がるのを抑え、清潔にしやすいワキになるからです。 この脱毛の時に毛抜きで抜いてしまうとアポクリン腺を刺激します。デリケートなワキはただでさえ刺激に弱い部分になっています。刺激になるのは剃ることも同じです。プロに任せたほうが一番安心できるでしょう。ワキガの汗を抑える時にもにおいがついているものは避けましょう。ワキガの悪臭にいい香りのするものをつけてはにおいがさらにひどくなるのです。 香水はつけないでください。香水は清潔な肌につけて初めていい香りになります。ワキガの人は普通の状態でもにおいがしています。そこに香水をつけるとさらにワキガのにおいが際立つことになってしまいます。デオドラントには無香料のものをお勧めします。自己ケアで抑えられないほどのワキガの人は、皮膚科で薬をもらっても効き目があります...
ワキガの原因となっているアポクリン腺は取り除かないと、においがなくなることはありません。アポクリン腺は誰でも持ち合わせているものです。しかし、ワキガの人のアポクリン腺は通常の人よりの約3倍の数となっています。数が多くなっていますからワキガのにおいがしてくるようになっています。そしてにおいを広げているのが汗になります。 この汗が出てくる汗腺もワキガの人は発達していることが知られています。そして汗がワキの下の雑菌と混ざりワキガのにおいになっているのです。ワキガのにおいにはアポクリン腺だけではなく、エクリン腺と皮脂線も関係しています。皮脂線からは多くの皮脂が分泌されています。この量が多いとさらにワキガのにおいをさせることになります。 皮脂やアポクリン腺には食事の改善が有効です。そして汗を抑えるためのデオドラントもしていくようにしましょう。ワキガの人はすぐに汗のにおいがしてきます。においがついています。清潔にしていることがとても大事になってきます。普通の人なら気にならない汗のにおいです。ワキガの人には雑菌と混ざるアポクリン腺の分泌量が多くなっています。抑えるようにしておかないとまわりににおい...
あがり症になっている人は遺伝による場合もあります。あがることに関係しているのはセロトニンという物質です。このセロトニンの分泌が少ないとされているのが日本人です。そのため日本人は全体的にみてあがり症になりやすい人種といえます。セロトニンは5-HTT遺伝子で決定されます。この遺伝子は遺伝する物質と考えられています。親子間では影響を受けやすいといえます。 親がセロトニンの分泌が少ないと子どもにもそれが遺伝する傾向は多いにあるのです。少ない分泌ということはあがり症になる可能性も高くなります。そしてノルアドレナリンの分泌です。分泌が多くなりやすい体質になっている人はあがり症にもなりやすい体質といえます。交感神経が活発になり、緊張してくる体質です。このほかに、あがり症は後天的要素がとても強い症状とされています。遺伝的な要素よりも強くなっています。親子で必ずあがり症ということはありません。 性格もあり、生活環境によっても違ってきます。親子や兄弟すべてがあがり症というのが、絶対というわけではないのです。子供が話し好きで社交的でも親が内向的という場合があります。逆に親が社交的で、子供があがり症というケ...
あがり症を改善していく方法はいろいろあります。それぞれのあがり症の度合いに合わせて治療にはいっていきます。そのなかに認知療法というのがあります。この認知療法は、原因をどんどんさかのぼって探していく方法です。 これは、あがり症の原因になっているものを排除していく方法です。そして自分を客観的に見ていくようにするものです。最初は、あがり症の状態でどんな気持ちになるのかを思い出します。その時の感情を記録して、どうしたらそんな気持ちになるのかを考えていきます。 あがってしまった時には、他人からどう思われているのかを意識している傾向があります。うまく説明ができていない、話し方が下手、などと思われていると思いこんで、症状に出てしまうのです。この時の気持ちを分析していきます。そしてその時の気持ちを参考にしましょう。あがり症になってしまう時の意識改革をおこなっていく治療法が認知療法です。 あがり症は思い込むことで症状が出ていることになっています。人の気持ちを先読みしすぎて、自分を追い込んでしまっているのです。思いこみが強くなっている場合には、治療には時間がかかってしまいます。あせらず認知療法によって、...
はずかしい思いをしたり、あがっている時に表れる症状が赤面症です。この赤面症はあがり症のなかではもっとも多く見られる症状になります。ほかに赤面癖や赤面恐怖、赤面恐怖症とも呼ばれています。赤くなるのは顔のほかに耳まで及びます。 普段は大丈夫でも特定の人の前に出ると赤くなることがあるようです。原因はそれぞれ異なります。 あがり症のなかに含まれる赤面症です。どちらも自意識過剰になっているということが多くあります。他人によく思われたいという気持ちの表れです。 精神的に不安定になったり、ただの緊張からくるものではありません。好きな人や尊敬する人、逆に嫌いな上司などの前では赤面する傾向が強くなります。気持ちがそのまま顔に出てしまいますから、目立ってしまうのです。 相手を意識しなければ、赤面することもあがり症が出ることもありません。意識を変えるようにすることが大事になってきます。そして以前赤面したことがある場合にも治療が困難になることがあります。まわりから指摘を受けて、赤面症が悪化することもあります。 似たような状況が怖くなり、人に会うことも恐怖になってしまいます。傷が深すぎる場合には、赤面症やあが...
大勢の人を前にすると誰でも緊張します。あがり症もそうした症状が出ることを指しています。緊張して声が上ずったり、上手に話すことができない人をあがり症といいます。極度の緊張をともない、症状の度合いがひどい人が当てはまります。 症状に出るものとしては、声が小さくなる、声が震える、赤面するなどがあります。そして緊張することで、精神状態が落ちつかなくなります。あがり症の対策としてさまざまな治療法があります。精神面をサポートするものやトレーニングなどです。 トレーニングすることによって、人前に出ても上手に話すことができるようにしていきます。重要な会議や入学試験、就職の面接などにはとても有利になります。病院でも治療を受けることができます。精神的なものが原因であれば、心療内科の受診もしたほうがいいでしょう。 日本人は人前でスピーチをしたり、自己表現をすることが苦手とされている人種になります。誰でもあがり症になっている可能性があります。普段から自分の意見をはっきりといえるようにしておいたほうがいいでしょう。話すことは数をこなしていくことでだいぶ慣れるようになります。個人差のあるあがり症ですが、症状がひ...
顔ダニでできてしまうニキビもあります。顔ダニは顔にある皮脂を食べます。必要以上に皮脂が付いているのを防ぐ役割をしてくれています。この顔ダニは毛包や皮脂線に住み着いています。肌の状態が健康であれば、普通の状態を維持することができています。 ストレスや肌にトラブルを抱えていると急激に繁殖してきます。顔ダニが増えてくるとニキビができてしまうのです。顔ダニが原因の場合には洗顔だけでニキビを治すのは難しくなってきます。顔ダニを取り除いてニキビの治療に当たる必要があります。専用の器具をつかって毛穴をあけて、ニキビの原因になっているものを吸いだしていきます。 顔ダニを除去するためには皮膚科に行って診察を受けたほうがいいでしょう。ニキビの外用薬として有効なのが、硫黄が成分になっているものです。硫黄によって炎症を抑え乾燥させていきます。 使用する時には指も清潔にしておくことが大事です。不潔な状態が一番ニキビには刺激となります。 肌の清潔とともに、触れる指もきれいにしておきましょう。ニキビは洗顔を正しくしていくことで改善されていきます。なかなか消えないニキビは早めに皮膚科へ行くことをお勧めします。刺激に...
ニキビができやすい人がいます。皮脂が多く、汗をたくさんかきやすい人です。きちんと清潔な状態を維持することが難しくなっているためです。すぐ肌に雑菌が繁殖してしまいます。アクネ菌や雑菌がある部分が炎症を起こしニキビになってしまうのです。こういった原因としては体質が関係してきます。 皮脂が多い人というのは、顔が汗や脂で光っている人です。油取り紙で拭きとる習慣をつけるようにしましょう。ほかに内臓の働きが弱い人やホルモンのバランスが悪い人などが挙げられます。内臓の働きが悪いと血管に異常も出てきます。血液の状態はニキビにも深く関係してくるのです。 血管が収縮することで、栄養が肌にいかなくなってしまいます。分泌物の働きも弱くなりニキビができやすくなるのです。ホルモンのバランスもとても大事になってきます。女性であれば生理不順や更年期などです。そして情緒不安定の傾向がある人もホルモンバランスが悪いといえるでしょう。 ホルモンの働きは性格にも関係してきます。性格は遺伝的な要素が強くなっています。家系を見て判断してください。ニキビには、洗顔をきちんとしていることが重要になってきます。肌にも乾燥肌、混合肌、...
生理前後は体調に変化が現れる時期です。女性に関係するホルモンは卵巣から出ているプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)です。ホルモンの連携が上手にできないと、バランスが崩れます。健康を維持するためにもホルモンバランスがとても大切なのです。 生理に入る時期には黄体ホルモンの分泌が活発になります。そのせいでイライラしたり、ニキビができやすくなるのです。ホルモンはニキビだけではなく、肌のトラブルを招きます。ストレスもたまりやすい時期といえるでしょう。 生理不順や月経異常がある人、それにダイエットをしている人は女性ホルモンのバランスが悪いことが考えられます。生理前は特にリラックスする必要があるでしょう。生活を楽しむようにして体調管理に努めてください。症状がひどい人は産婦人科を受診することをお勧めします。特に生理前にニキビができるのが習慣になっている人は、診てもらったほうがいいでしょう。 更年期が人よりも早い時期に来ている人も、ホルモンの働きが悪い可能性があります。女性ホルモンの働きは女性にはなくてはならないものです。放置せずに治療にあたってください。ニキビの治療のためには...
ニキビはおもに10代から20代までの間に現れてきます。これは男性ホルモンが増加することが原因です。毛の入っている毛嚢と皮脂線が刺激されて、脂腺が大きくなってきます。そして毛穴が詰まってくるとニキビになってしまいます。 白くなっているニキビに大きな害はありません。なかには炎症し、化膿してくるニキビもあります。ニキビは皮脂腺が多い顔にできやすくなっています。背中や胸部にもできることがあります。女性の場合には生理の前や更年期の時にもニキビができてしまいます。これはホルモンバランスやストレスなどが原因です。 そのままにしておくとニキビのあとが残ります。範囲も広くなり、根治することができない状態となってしまいます。ニキビが思春期にできた場合でも、完全に消すまでは長い時間がかかります。できてしまったらすぐに治療を始めたほうがいいでしょう。ニキビは刺激しないほうが治りやすくなります。 ニキビと似ている症状の病気もあります。区別して治療を始めなくてはいけません。治療に使われる薬もまったく異なってきます。あごや首にかけて出来てしまったニキビは化粧品によるものが原因です。 肌に合う化粧品に変更するといい...