「産後に続く出血」に関する情報

産後に続く出血について説明しています

「産後に続く出血」の詳細

悪露とは、産後に起こる出血のことで、子宮内に残っている異物を体の外に排出したり、赤ちゃんを出産したときに付いた傷などが原因で起こります。悪露の出血は、産後の女性が誰でも経験することなので心配する必要はありません。産後およそ6~8週間で出血は止まり、1ヶ月検診で子宮の回復が順調だと診断されれば何も問題はありません。悪露の出血の場合、産後直後には赤い色の血液が排出されますが、少しずつ茶褐色に変化し、出血の量も減っていきます。しかし、女性の中にはいつまでも出血が続き症状が緩和されない人がいるようです。出血が止まらない原因の一つに、子宮の収縮が悪いことが考えられます。子宮の収縮が最も活発な時期は、産後2~3日だと言われており、1~2ヶ月もすれば妊娠前の状態に戻ります。このことから、出血が2ヶ月以上続く場合は、悪露以外の何らかの理由で出血を起こしていると考えられます。また、出血が続く原因として、子宮にまだ卵膜が残っている場合があります。胎盤の一部などが残っている場合も考えられますが、これはごく稀なケースであり、掻爬などの処置を施さなければいけません。長い期間大量の出血が見られたり、大きな血の塊が出たりする、激しい痛みや、血液の赤みが薄くなるどころか濃ゆくなったなどの症状がある人は、ただちに産婦人科で診察を受けるようにしましょう。


産後の悩み

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